- 初心者がKindle出版(キンドル出版)をする簡単な方法は?
- Amazonで電子書籍出版をする手順
- どんな形式で出版するのがオススメ?

Kindle作家&ブログ運営をしている「たまぺん」です。
Kindle本を発売したことで、
ささやかながら毎月印税が入ってくるようになりました。
この記事では、知識ゼロからの電子書籍出版でも、
わかりやすく発売できる方法を解説しますね!
専門知識は一切必要なく、オフィスソフト(Wordなど)を普段使用している方なら、
誰でも簡単にKindle出版できる方法をこの記事にまとめました。
Kindle出版に必要な手順は、たったの5ステップだけ。
原稿や表紙ができている方なら、1時間程度で登録から出版手続きが完了してしまいます。
原稿や表紙をつくったことのない方でも、どんなふうに作成していけばいいのか説明しましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
ステップ1:Kindle出版の流れを把握しよう!
KDP出版の流れ
Kindle本を出版するにあたり、流れは次の5ステップだけです。
初めての電子書籍出版だと難しく考えがちですが、5つのステップを順番にすすめていけば、Kindle本が個人の方でも出版できてしまいますよ!


Kindle本の出版で準備するもの&費用
Kindle本の出版をするにあたり、初心者の方におすすめしているのは、次のとおりです。
- Amazonアカウント
- AmazonのKDPアカウント(後述します。無料でつくれますよ。)
- 報酬受け取り用の金融機関口座
- パソコン
- 文章多めの書籍の場合→Word/写真が多めの書籍の場合→PowerPointなど
Kidnle出版の方法はいろいろありますが、初心者の方が効率的かつ簡単に出版するのであれば、パソコン1台とMicrosoftのアプリ(Wordなど)があると便利です。



私はMicrosoftサブスク版(Microsoft 365 Personal)を
利用していますが、
買い切り型でも、サブスク版でも、どちらでも出版できます。
■Win/Mac/iPad|インストール台数無制限
■同時使用可能台数5台
■Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、(Windows版のみPublisher、Access)
■1TB分オンラインストレージ「OneDrive」
Kindle本の出版にあたり、まだ持っていないのは「KDPアカウントだけ」という方も多いかもしれませんね。



パソコン・Wordソフトなどを、すでに持っている人なら、
追加料金なしで出版できてしまうね!
KindleはAmazonの電子書籍関連サービス
あと、Kindle出版にあたり絶対に忘れてはいけない、大切なことをひとつ。
自分が出版したい書籍に近い本があれば、ぜひ何冊か目を通しておきましょう。



無料の電子書籍本もありますが、
電子書籍が読み放題のKindle Unlimited契約は
かなりオススメ!
毎月定額980円で対象の電子書籍が読めますよ。
【 Amazonの対象の電子書籍が読み放題! Kindle Unlimited 】
本を読む時間がなかなかという人は、本を耳で聞く「Audible」もオススメ!
自分と近いジャンルの書籍から情報をインプットして、リサーチしていきましょう。
【聴くだけで読書ができるAmazonのAudible】
ステップ2:AmazonのKDPアカウントを登録しよう
それでは、さっそくKDPアカウントを登録していきましょう。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)とは?
KDPとは、 Kindleダイレクト・パブリッシング(Kindle Direct Publishing)の略。
電子書籍と紙書籍を出版し、Amazonサイトで販売までしてくれるAmazonのサービスです。



出版だけでなく、販売まで行ってくれるサービスです
KDP登録は無料。始めてみよう!
お値段が高いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、なんとKDPへの登録は無料です。


出版した書籍が売れた場合は手数料がかかりますが、登録だけであれば一切支出は発生しません。
安心して登録してみましょう!
主な登録箇所は3つ
KDP登録にあたり、記入するのは主に次の3箇所です。
- 著者/出版社情報
- 支払い受け取り方法(報酬受取用の金融機関口座を準備)
- 税に関する情報



設問に沿って、回答していけばOK!
KDP登録は、振込み用の金融機関口座番号などを事前に準備していれば、
あっという間に登録できます。



税務情報では、基本的には
「私が税金支払い義務のある国では、
居住者にTINを発行していません。」
でOK!
(マイナンバーの記載不要です)
\ まずは無料でアカウント登録! /
ステップ3:原稿を準備しよう
次は、原稿を準備していきましょう。
Kindle本に最適なファイル形式
キンドル本で推奨されているファイル形式を見てみましょう。
昔は、EPUBなどでしか出版できなかったのが、今ではWord形式での出版も可能に。
初心者の方が文章多めの内容でKindle出版するなら、KDP推奨項目にも入っているWord出版はオススメですよ!
- Microsoft Word (DOCX)
- Kindle Package Format (KPF)
- EPUB
- MOBI
その他、推奨ではありませんが、サポート対象のファイル形式もあります。
- HTML (ZIP、HTM、または HTML)
- リッチ テキスト フォーマット (RTF)
- プレーン テキスト (TXT)
- Adobe PDF (PDF)



Kindle出版が初めての方にオススメなのは、
文章多めの書籍→ワード
写真多めの書籍→パワーポイントです
リフロー型と固定レイアウト型
Kindle本の電子書籍には、大きく分けて2種類あります。



リフロー型は、端末などの条件によって
1ページの文字数やレイアウトが違ってくるのね。



ワード→リフロー型
パワーポイント→固定レイアウト型
となります。
ぜひ覚えておきましょう!
文章多めならワード形式がカンタン!
繰り返しになりますが、テキストが多めの書籍を出版するなら、マイクロソフトのWordがおすすめです。
章立てして、読者にわかりやすいように文章を書いていきましょう。
- はじめに
- 目次
- 第1章
- 第2章
- 第3章・・・
- あとがき
もちろん、画像やイラストも挿入できます。
「挿入」→「画像」で、文章の合間に画像を入れて見やすくすることもできます。


Wordでの原稿の書き方については、以下の2つの記事が参考になるかと。




写真多めならパワーポイント形式がカンタン!
写真やイラストが多めの書籍を出版するなら、マイクロソフトのPowerPointがおすすめです。
- スライドのサイズは16:9を選択
- 縦型、横型お好みで選択
最新バージョンのパワーポイントなら、「画像を挿入→デザイン→デザインアイデア 」で、自動でデザインアイデアの提案までしてくれます。


PowerPoint形式は、固定レイアウトで表示されます。文章や画像の配置を考えながら、レイアウトデザインを考えていきましょう。
原稿は少ないページ数でもOK!
電子書籍は、まずは出版してみることが大事。
私は初めて電子書籍を出版するとき、いきなり数百ページの大作を書いてしまいましたが、なにもいきなり数百ページも書く必要はありません。
20ページ、30ページの書籍を出版してもいいのです。
まずは小冊子を出版するつもりで、肩の力を抜いて最初の1冊を世の中に送り出してみましょう。



原稿が準備できたら、次は表紙だね!
ステップ4:Kindle本の表紙を準備しよう
Kindle本の表紙は、自分の本を読んでもらえるかどうか重要な箇所です。
どんなに素晴らしい本を書いたとしても、表紙が魅力的でないと、そもそも読んですらくれません。
表紙は、自分でつくる方法と、プロにつくってもらう方法があります。
自分でつくる方法
表紙を自分でつくれば、コストカットになりますし、思い通りのデザインを納得のいくまで作り込めます。
パワーポイントでつくることもできますし、CanvaやPhotshopで製作してもいいでしょう。



Canvaなら、初心者でもオシャレなKindle表紙をつくれます!
Canvaの検索画面で「電子書籍の表紙」と打ち込むと、プロがデザインした完成度の高いテンプレートの一覧が表示されます。自分の書籍用に加工して、読者の目を惹き付ける表紙デザインを完成させましょう。


- JPEG(もしくはTIFF)形式
- 推奨サイズ:高さ 2,560 ピクセル×幅 1,600 ピクセル
- 縦横比は 1.6:1 以上
- サイズは 50 MB 未満
- 背景が白の場合、白背景と区別するため淡いグレーの枠線を追加



表紙をいくつか作って、まわりの人に選んでもらうといいですよ!
外注でつくってもらう方法
自分で表紙をつくらずに、プロにお任せする方法もあります。
プロに任せて外注化することで、自分は執筆活動に専念できます。自分で製作するよりカッコいい表紙が出来上がってくるかもしれませんね。
- 「クラウドワークス」や「ランサーズ」などで募集する
- コンペ方式で5000円前後が相場
- タイトル、サブタイトル、著者名、表紙のイメージ、(キャッチコピー)





Kindle本の表紙依頼をしている人は結構多いので、
他の人の募集内容を参考にすると、わかりやすいです
ステップ5:KPDで電子書籍を出版しよう
KDPのアカウント登録、原稿、表紙が準備できたら、いよいよ出版しましょう。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)にサインイン
KDPにサインインします。


本棚タブで「電子書籍」を選択
本棚タブで、「電子書籍またはマンガ」を選択します。


「Kindle本の詳細」を入力
本の詳細を記入していきます。
タイトル、サブタイトル、著者名、内容紹介、キーワード、カテゴリ選択などを書いていきましょう。


「Kindle本のコンテンツ」を入力
Kindle本のコンテンツを入力していきます。
DRM(デジタル著作権管理)は、問題なければ「はい」を選択。
電子書籍の原稿と表紙は、アップロードします。


「Kindle本の価格設定」を入力
価格設定を記入していきます。


- KDPセレクトへの登録の有無
- ロイヤリティ35% or 70%を選択
- 希望小売価格



私はKDPセレクトに登録し、ロイヤリティ70%を選択しています。
KDPセレクトについて
KDPセレクトに登録すると、
自動的に 電子書籍読み放題サービスKindle Unlimited に追加されます。
読み放題の契約者に、たくさん読んでもらえる確率が高くなります。



Kindle Unlimited 対象本なら、本の注文がなくても、
読み放題サービスで読まれたページ数分、印税が入るよ
ロイヤリティ 35% vs. 70%
ロイヤリティは、35%か70%かを選択できます。



え?!選べるの?
だったら70%に・・・



ロイヤリティ70%には条件があるから、どちらがいいか選んでね



1500円で販売予定だったけど、上限があるのね。
70%の方が利益が大きいから1250円で売ろうかな。



すべての入力が完了したら、いよいよ出版です!
「Kindle本を出版」ボタンを押しましょう!


Kindle本の完成!
お疲れ様でした!あとは審査を待つのみ
お疲れさまでした!これでKindle本の出版の手続きは完了です。
実際に読者の方が購入可能になるまでに、最大で72時間ほどかかります。



私の場合は、1日もあれば販売開始になりました



「本棚」の本リストが、
「レビュー中(審査中)」→「出版準備中」→「販売中」になれば、
いよいよ発売開始です!


発売開始後は、実際の仕上がりをチェック!
電子書籍が発売開始されたら、実際に自分の端末でできあがりの状態を確認してみましょう。
原稿に訂正箇所が見つかれば、KDPの「 Kindle本のコンテンツ 」に戻って、変更した原稿をアップロードし直し、再度 「Kindle本の価格設定」 で「Kindle本を出版」ボタンを押せばOK!
これでKindle本の出版手続きは終了です。
まとめ
いかがでしたか?
Kindle本の出版の流れを、もう一度まとめておきますね。
Kindle本を出版すの流れ5ステップ
最初の1冊さえ出版してしまえば、あとはステップ3、4、5の繰り返しのみとなります。
本によって売れ行きに差があるかもしれませんが、続けていけば、きっと売れる本が出てきます。
Kindle出版をまだしたことがない方は、この記事を参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!



この記事が皆様のお役に立てば嬉しいです!





